漆器づくりへのこだわり品質/デザイン/技法
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徹底した品質の追求
「山中漆器」は天正年間にさかのぼると言われる長い歴史を持ち、生産高においても、また品質においても全国有数の漆器生産地域となっています。
また「塗り」ばかりではなく、「全国一の木地轆轤挽き」とも呼ばれ、木地師たちの高度な技術によってその名を知られる、特徴あるエリアです、一方で、大消費地に近く廉価で日常的な製品も数多く生み出してきました。
私たちは、そのどちらにも先人の偉大な営為を認め、尊重しつつも、高品質で高付加価値、デザイン性と技法において抜きん出た生産者を目指して仕事をしています。
トップ画面でもご案内した「最高級茶道具」の例では、漆特有の『痩せ』(漆特有の硬化の状況により、木地の木目が塗りの表面に現れること)を見極め、その上で、至高の最終仕上がりを目指す仕上げ塗りへと進む。そのために3~5年の寝かせの期間を設ける。といったことを、日頃から行っています。
これらは、山中漆器の伝統の中では、実はごく一般的なことでもあり、ある意味で私たちは、ひたすら伝統を継承しているだけだと言うこともできるかもしれません。
高いデザイン性を探求/Gallery
しかし、伝統の継承は、現代的・今日的な創造性と一体でなければならないと私たちは考えます。
漆の可能性と進化の道を常に模索し、様々な「今のシーン」に美的なインパクトを与えられる。
そんなデザインによる製品づくり。私たちの漆器づくりの理想は、そこにあります。
※以下、Galleryとして、いくつかをお目にかけます
多様な技法を駆使して、現代へ
だからこそ、多様で多彩、深くまた高い「技」を持った職人たちは、私たちにとっての本当の宝です。
木地ひとつとっても、轆轤挽きばかりではなく時には指物、時には彫りと、求められる技は多様です。
同様に、塗りと装飾に関しても、蒔絵・沈金・螺鈿・平文・漆絵などなどあらゆる技法を、惜しみなく注ぎ込みたいと考えます。
求めるデザイン性・意図したプランは、こうした技によって、さらに高度に実現されるのです。
新製品紹介
ここでは私たちの新たな製品をご紹介いたします。
茶道具の中の薄茶器(棗など)は華麗な蒔絵が醍醐味となっており四季折々の風情や情景を捉えた蒔絵の作品や、私たちが常に目指している「日々の生活を漆や茶をとおして豊かにする」アイテムなどをご覧ください。